AGA治療薬として使用されている「ミノキシジル」は、市販の育毛剤にも含まれている薄毛治療に有効な成分です。
しかし、副作用や効果が気になる人も多いのではないでしょうか?ミノキシジルは、内服薬と外用薬があり、副作用や効果が異なります。事前に確認し、医師と相談しながら治療を行いましょう。
この記事では、ミノキシジルの効果や副作用の解説と、治療中の薄毛対策について紹介していきます。
ミノキシジルとは?
ミノキシジルは、アメリカの製薬会社である、アップジョン社(現ファイザー社)が開発した薬剤です。
もともとは高血圧症に使用する降圧剤として使われていましたが、服用者に多毛症が認められたことから、薄毛治療薬としての研究がなされました。
現在は世界中で薄毛治療薬として用いられ、日本でも外用薬は厚生労働省の認可を取得しています。
内服薬においては認可を受けていませんが、医師が治療目的で輸入することは認められています。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルには内服薬と外用薬の2種類があり、それぞれ違った効果や副作用があります。
副作用については後述しますが、まずは効果の違いをみていきましょう。
ミノキシジル内服薬の効果 | ミノキシジル外用薬の効果 |
毛母細胞の活性化 | 「発毛サイクル」の成長期延長 |
血管拡張作用による血流の改善 | 抜け毛の予防 |
効果が出るまでの期間は?
ミノキシジルの効果が実感できる期間は、3〜6か月です。
効果が出る期間には個人差があり、人によっては1年以上かかることもあります。
医師と相談しながら根気強く続けてみましょう。
ミノキシジル外用薬の副作用
ミノキシジル外用薬の副作用は、頭皮に直接塗布するので、頭皮の皮膚トラブルが中心となります。
外用薬の副作用
- 頭皮のかゆみ
- 頭皮のかぶれやフケ
- 皮膚のアレルギー反応
外用薬の副作用は、とくに重篤な副作用は報告されていませんが、皮膚の弱い人に起こりやすいと言われています。
ミノキシジル内服薬の副作用
ミノキシジル内服薬は、もともと降圧剤として使われていた薬剤なので、血圧の低下などのさまざまな副作用が認められることもあります。
服用の際は、医師と相談しながら治療を行っていきましょう。
初期脱毛
初期脱毛とは、内服薬を服用後に多くの毛が抜けてしまうといった症状です。
この症状は、服用を始めてから約1〜2カ月間続きます。
初期脱毛は毛が生え変わる兆候
初期脱毛が起こると不安になる方も多いでしょう。
ですが、初期脱毛は髪を増やすのには必要な症状と考えてください。
この症状が現れるのは、健康な髪の毛を増やすための「発毛サイクル」が関連しています。
「発毛サイクル」は、休止期に入っていた髪の毛が抜け落ち、成長期に入ることで、新しい髪の毛が生え、退行期へと以降するというのを繰り返す仕組みです。
肌のターンオーバーの仕組みと似通っており、健康な髪を保つための仕組みとなります。
この仕組みにより、人の髪の毛は1日約100本抜けると言われているので、あまり気にせず、前向きに治療していきましょう。
皮膚炎
皮膚が炎症することにより、「かゆみ」「発疹」「フケ」などの症状が現れます。
発症頻度は少ないと言われていますが、皮膚に異常があった場合は必ず医師に相談しましょう。
赤ら顔
ミノキシジルは、降圧剤として使われていたものを改良した薬剤となるので、血流の流れを良くする作用があります。
これにより、赤ら顔が起こるのですが、体調に異常が現れる副作用ではありません。
動悸・息切れ
先にも述べたように、ミノキシジルはもともとは降圧剤であることから血流を促進する作用があります。
血流を促進するために心臓が過剰に働き、動悸・息切れを引き起こします。
極めて稀な副作用ではありますが、下記に当てはまる方は必ず医師に相談してください。
- 低血圧の方
- 降圧剤を服用中の方
- 心臓に障害のある方
心疾患
ミノキシジルの血管拡張作用により、心臓に運ばれる血液の量が減少し、狭心症を引き起こすこともあります。
ひどくなれば、心筋梗塞を発症する恐れもあります。
ですが、この副作用の報告数は極めて少なく、ミノキシジルだけで狭心症や心筋梗塞を引き起こす可能性は低いです。
頭痛・めまい
ミノキシジルの血管拡張作用があり、毛細血管も拡張してしまうため、頭痛が誘発されることがあります。
また、降圧剤として使用していたことから、血圧の低下によるめまいが引き起こされることがあります。
頭痛やめまいを感じたら、必ず医師に相談しましょう。
むくみ
ミノキシジルにより、血液を流す動脈が拡張しますが、静脈は拡張作用が働きません。
よって、血液が行き渡る量に対し、戻しきらなかった血液が末端に溜まってしまいます。
簡単に説明すると、血液やリンパ液の流れが悪くなることで、むくみが引き起こされるということになります。
むくみの副作用は、ほとんどが一過性で改善すると言われていますが、むくみが長く続くようであれば、医療機関を受診しましょう。
肝機能障
ミノキシジルだけでなく、内服薬には共通していえることですが、薬剤の代謝は肝臓で行われます。
特にミノキシジルは長期的に服用する必要があるので、肝臓に負担がかかり、肝機能障害を引き起こす可能性があります。
肝臓の病気は症状が出にくいので、定期的に血液検査で肝臓の状態を検査するとよいでしょう。
多毛症
ミノキシジルは髪の毛だけでなく、体毛の発育も促します。
体毛を濃くしたくないと思う人は、医師に相談の上、ミノキシジル以外での治療を検討してみましょう。
副作用まとめ
内服薬と外用薬の副作用の違いを確認したい方は、下記の表をご確認ください。
ミノキシジル内服薬の副作用 | ミノキシジル外用薬の副作用 |
初期脱毛 | 頭皮のかゆみ・かぶれ・フケ |
皮膚炎・赤ら顔 | 皮膚のアレルギー反応 |
動悸・息切れ | ー |
心疾患 | ー |
頭痛・めまい | ー |
むくみ | ー |
肝機能障害 | ー |
多毛症 | ー |
副作用の発症確立は?
2022年2月に行われた「大正製薬」のミノキシジル5%配合の外用薬による副作用の調査によると、副作用の発症率は約8%でした。
重篤な副作用として「突発性難聴」「アナフィラキシー反応」「肝機能検査異常」が各1件ずつ報告されてはいるものの、副作用の発症頻度は極めて低いです。
このことから、安全性の高い薬剤といえるでしょう。
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まとめ
ミノキシジルの内服薬・外用薬の解説を行いました。
重篤な副作用が発症する確率は低いですが、必ず医師の指示に従って使用しましょう。
AGAの治療中も薄毛が気になる方は、「CAX」で対策することで、治療に時間がかかっても、心の余裕が生まれます。
ぜひ、チェックしてみてください。