朝シャンするとハゲるという説をよく耳にすると思いますが、これは噂にすぎません。
しかし、夜ではなく、朝にシャンプーしていたり、過度な洗浄をしていると薄毛の原因になるので要注意です。
ここでは、朝シャンと薄毛の関連性と、正しい朝シャン方法を解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
朝シャンは薄毛の原因になりやすい
朝シャンが薄毛の原因になりやすいという理由は、下記のような洗い方をすることで、頭皮環境を悪化させるためです。
- 朝と夜という短時間で2回洗っている
- 夜は洗わず、朝にシャンプーしている
どれくらいの人が朝シャンしているのかというと、女性よりも男性の方が朝シャンをしている人が多いということが判明しています。
下記のデータは、at home VOXが全国の20〜59歳の男女1,457名(47都道府県各31名ずつ)を対象に行った調査結果です。
引用元:at home VOX
もっとも多かったのが20代ですが、働き盛りの世代に多いことがわかります。
朝シャンすることで、気になるニオイやベタつきを防いだり、目覚めがよくなるので、欠かせないという人も多いでしょう。
しかし、間違った方法で習慣づけてしまうと頭皮にダメージが蓄積し、薄毛の要因となります。
正しい洗髪方法と、理解を深めて薄毛を予防できるようにしていきましょう。
薄毛の原因になる3つの理由
朝シャンが薄毛の原因になってしまう理由は次の4つです。
- その日のうちに汚れを落とさず、頭皮に汚れが詰まってしまっている
- 髪を十分にすすげていない
- 頭皮に必要な皮脂まで取り除き頭皮を保護する準備が間に合わない
これらの要因を改善していけば、薄毛を防ぐことができます。
朝はとてつもなく忙しいですが、実践してみてください。
髪や頭皮の汚れはその日のうちに落とす
帰宅して疲れ果ててしまったときに、髪を洗わずに寝てしまうという人は要注意です。
「朝に洗えばいいや」と放置してしまうと、下記のようなトラブルが発生します。
- 整髪料や皮脂が毛穴に詰まり、抜け毛が増える
- 頭皮に雑菌が繁殖し、フケやかゆみ、ニオイの原因になる
頭皮環境が悪化すれば、髪の成長も妨げてしまいます。
頭皮や髪の汚れはその日のうちに落とすのがベストです。
髪を十分にすすげていない
朝の忙しい時間帯に髪を洗うと焦ってしまい、適当に流してしまいがちです。
シャンプー剤やコンディショナーのすすぎ残しがあると、頭皮が炎症したり、ニキビや湿疹ができてしまいます。
睡眠時間を十分に取って、朝シャンのために早起きするのはよいことですが、睡眠時間を削ってまで行うのはオススメしません。
睡眠不足は髪の成長を妨げてしまい、ストレスや疲労も溜まってしまいます。
無理のない範囲で朝シャンの時間を確保しましょう。
頭皮に必要な皮脂まで取り除き、頭皮を保護する準備が間に合わない
朝と夜の2回シャンプーしているという人も注意しなければなりません。
夜から朝の短い時間の間に2回洗うと、必要以上に皮脂を流してしまい、頭皮のバリア機能が低下します。
夜のシャンプーにとどめている人は、寝ている間に皮脂が分泌され、頭皮を保護する準備ができている状態です。
しかし、朝も髪を洗っているという人は、保護するための皮脂を洗い流してしまうので、皮脂の分泌が間に合わない状態で外出することになります。
すると、紫外線などといった外部の刺激から頭皮を守れません。
頭皮を皮脂で保護するまでに、数時間は要するので、紫外線のダメージにより、抜け毛が増えてしまいます。
朝シャンしないという選択肢はない人向けの解決策
朝シャンをする理由は人によって違うと思いますが、ニオイが気になったり、頭皮がベタついて不快など、洗わないと解決しない悩みもあります。
どうしても朝シャンしたい人向けに、解決策を紹介していくので、参考にしてみてください。
湯シャンする
シャンプー剤などは使用せず、ぬるま湯で湯シャンすると、皮脂を過剰に取りすぎてしまう心配がありません。
しかし、高温のお湯で洗ってしまうと頭皮の乾燥に繋がるので、温度は38〜40℃のぬるま湯に設定しておきましょう。
頭皮の汚れは夜のシャンプーでしっかり落としているので、朝は湯シャンだけで十分です。
なぜなら、予洗いをしっかり行えば、髪や頭皮の汚れの90%は除去できるといわれており、シャンプーよりも予洗いの方が重要視されているからです。
手で水を溜めながら毛穴の奥まで洗い流すイメージで行うと、汚れが落ちやすくなります。
刺激の弱いシャンプーを厳選する
界面活性剤が含まれているものや、洗浄力の強いアルカリ性のシャンプーを朝シャンで使用すると、過剰に皮脂を洗い流してしまい、頭皮が乾燥してしまいます。
人の肌のpHは弱酸性なのに対し、アルカリ性のシャンプーを使用すると、頭皮がアルカリ性に傾きます。
時間が経過すればpHは元に戻りますが、とても時間がかかってしまうのです。
ゆえに、アルカリ性に傾いたまま放置すると、常在菌が増加したり、雑菌の繁殖の原因になります。
コンディショナーでpHを元に戻すという方法もありますが、朝は洗浄力が高いシャンプーを使用するのは控えた方が得策です。
朝シャンで使うシャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分が含まれているものを使用するとよいでしょう。
アミノ酸系のシャンプーは、不要な汚れを落とし、頭皮に必要な皮脂やうるおいをキープしてくれます。
シャンプー後はしっかり乾かす
基本的に自然乾燥や生乾きの状態はNGです。
頭皮をしっかり乾かさずにいると、雑菌が繁殖し、嫌なニオイが発生します。
髪が痛むからドライヤーをしたくないという人は、ヘアミルクやオイルをつけてから乾かすとよいでしょう。
ただし、頭皮にはつけないように注意してください。
紫外線対策を強化する
先述したように、朝シャンをすると頭皮を保護する皮脂の準備が間に合いません。
そのため、紫外線から頭皮を守るために、対策してから家をでるのが望ましいです。
紫外線対策として有効な方法は、下記をご確認ください。
- 頭髪用のUVスプレー
- 帽子をかぶる
- 日傘をさす
男が日傘なんて恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、近年では男性でも日傘をさしている人は多いので、恥ずかしいことではありません。
自分がやりやすい方法を試してみてください。
頭皮に優しい洗髪方法
シャンプーは毎日行うことなので、正しい方法を理解しておきましょう。
①ブラッシングをする
②38〜40℃のぬるま湯に温度設定
③予洗いをしっかり行う
④シャンプーはしっかり泡立て、指の腹を使って洗う
⑤しっかりすすぐ
⑥頭皮につけないようにコンディショナーをつける
⑦頭皮を中心にしっかりすすぐ
⑧やさしくタオルドライ
⑨ドライヤーで完全に乾かす
シャンプーはしっかり泡立ててから髪につけると、汚れが落としやすくなります。
洗う時間よりも、すすぐ時間を長めにすることを心がけましょう。
湯シャンだけでは髪がパサパサになってしまう人へ
湯シャンのみに切り替えたいけど髪がパサつくという人は、コンディショナーのみで済ませても大丈夫です。
ただし、頭皮にコンディショナーをつけてしまうと、毛穴を塞いでしまう可能性があるので、髪だけにつけるようにしましょう。
出かける前は薄毛もカバーしてみよう!
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まとめ
朝シャンするとハゲるというわけではなく、頭皮によくない環境を作ることが抜け毛を増やします。
薄毛の原因になっていることを改善すれば、薄毛になる確率を下げることができるでしょう。
間違った朝シャンをして、薄毛になってしまうと損でしかありません。
朝シャンが欠かせないという人は、正しい方法を習慣にしていきましょう。