「前髪のあたりが薄くなってきた」「生え際が後退してる気がする」と感じていたら、AGAが進行しているかもしれません。
髪が薄くなると、周りの目が気になるだけでなく、老けて見えたりするので、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
この記事では、生え際後退の原因や対策方法を詳しく解説しています。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
10代や20代でも薄毛になる可能性がある
薄毛は、確かに高年齢層の方が発症しやすいです。
しかし、日本皮膚科学会のデータでは、20代で約10%、30代で40%以上の人がAGAを発症していることが明らかになりました。
中には10代から薄毛の悩みを抱えている方もいらっしゃいます。
「若いからまだ大丈夫」と思っていても、日頃から対策をしておかないと、AGAの進行が進み、後悔することになります。
そうならないためにも、年齢関係なく、しっかり対策を行いましょう。
男性だけでなく、女性も生え際が後退する
生え際後退は、比較的男性の割合の方が多いですが、女性も生え際が後退します。
女性が生え際後退する理由
- 牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)
- ホルモンバランスの乱れ
女性も男性と同じく、年齢に関係なく発症すると言われています。
生え際後退4つのサイン
男性の生え際は、主にM字とU字に後退していきます。
以前よりもおでこが広くなったかな?と思っても、毎日見ている自分の姿の変化には、案外気づかないものです。
生え際後退のサインを見逃さないようにしていきましょう。
1.以前よりも抜け毛が増えた
人の髪の毛は、1日に約100本抜け落ちます。
その一方で、薄毛に悩む人は1日に150本以上です。
しかし、秋から冬にかけての時期は、動物と同じように人間も髪の毛の生え替えの時期となります。
そのため、いつもより抜け毛が多くなるでしょう。
動物の毛は冬毛になると、毛量が一気に増えますが、人間もこれと同じ仕組みです。
何本抜けたか確認するのは難しいと思いますが、毎日どれくらいの毛が抜けたのかチェックしておきましょう。
スプレーなどで髪の毛をガチガチに固めている人は、自然に抜け落ちる髪が固まった状態なので、セットしてないときよりも、抜け毛が多く感じることもあります。
2.おでこが広くなった
おでこが広くなったか聞かれても、わからないという人もいるでしょう。
下記の手順に従ってチェックしてみてください。
- 目を見開き、眉毛をあげたときにできるシワを確認
- 1番上にあるシワから1番深い生え際に指をあてる
このときに、指2本入るようであれば、薄毛の可能性があります。
指3本ですと、AGAが進行している可能性もありますので、注意が必要です。
3.髪の毛にハリがなく、細くなった
- 髪の毛が以前よりも細くなり、柔らかくなった
- 前髪を上げたときに、細くて短いアホ毛が多くなった
このような状態を、髪の毛の「軟毛化」と呼びます。
「軟毛化」がみられると、発毛サイクルに乱れが生じることで、髪の毛の成長がうまくできなくなります。
4.頭皮が硬くなっている
まず、頭皮を動かして、頭皮の硬さを確認してみてください。
このときに、あまり動かないようであれば、頭皮の血流がよくない状態といえるでしょう。
頭皮の血流が滞ってしまうと、髪の成長に悪影響となり、薄毛の進行が早くなってしまいます。
とくに、おでこの周辺は血流量があまり多くないので、マッサージなどで血流を促すことが必要です。
生え際後退の見分け方
- 細くて柔らかい髪の毛が多い
- 髪の毛の密度が少なく、頭皮が透けて見える
- 髪の毛にハリやコシがなく、弱弱しい
髪の毛の状態をチェックすることで、薄毛の状態がわかります。
AGAの影響で生え際が後退している場合、放置していると進行が進み、コンプレックスが強くなってしまいます。
髪の毛の状態は、頻繁にチェックしておきましょう。
生え際後退5つの原因
生え際後退の原因を知ることで、対策方法も見えてきます。
当てはまるものがあったら、普段から気をつけてみてください。
1.AGAが進行している
AGA(男性型脱毛症)とは、男性ホルモンの一種、DHT(ジヒドロテストステロン)の影響で引き起こされる脱毛症のことです。
AGAは生え際後退に深く関与しており、以下のように発症します。
- 男性ホルモンと5αリダクターゼが結合
- DHT(ジヒドロテストステロン)が生成
- DHTが毛根を刺激し、抜け毛が起こる
AGAは常に進行し、自然に治すことは困難です。
気になる人は、早めに医師に相談してみるとよいでしょう。
2.牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)
牽引性脱毛症とは、髪の毛を長時間引っ張ったりすることで、頭皮がダメージを受け、髪の毛が細くなったり、抜け毛が増加するという脱毛症です。
ポニーテールにしたり、カチューシャを頻繁にする人がなりやすい傾向にあります。
頭皮にダメージを与えないように、分け目を変えたり、髪型を変えることで改善されることもあります。
3.食事のバランスと生活習慣の乱れ
髪の成長に影響を及ぼす習慣は以下の通りです。
- 栄養バランスの悪い食生活
- 飲酒・喫煙
- 睡眠不足
外食やインスタント食品ばかり食べている人や、過度なダイエットなどしていると、髪に必要な栄養素が行き渡りません。
糖質や脂質の摂り過ぎは、頭皮の皮脂を過剰に分泌し、AGEといわれる老化物質も増加させるので、抜け毛が増える原因になってしまいます。
4.頭皮のダメージのよる影響
頭皮は外部からの刺激を守るための、バリア機能を備えています。
しかし、このバリア機能が低下し、紫外線や雑菌といった刺激から頭皮を守れず、ダメージが蓄積していきます。
「炎症」「フケ」「皮膚の過剰分泌」が起こり、抜け毛の原因となるのは、頭皮ダメージの影響によるものです。
5.遺伝
AGAの発症には、5αリダクターゼの活性度と、男性ホルモン受容体の感受性が影響するのですが、高確率で遺伝するということが明らかになっています。
逆に、親が薄毛でなくても、子供は薄毛といった場合は、先祖の遺伝子が影響している可能性もあるでしょう。
過剰なストレスは、自律神経のバランスを崩し、身体にさまざまな悪影響を及ぼします。
- なかなか寝付けない(寝不足)
- 血行不良
- 内臓機能の低下
これらは、髪の毛の成長に大きな影響を与えます。
生え際後退8つの対策
生え際を後退させないためにも、対策を取ることが重要です。
毎日忙しい日々を過ごし、大変かと思いますが、できることは試してみてくださいね。
1.AGAの治療を受ける
生え際の後退が、AGAが原因であるならば、治療が必要です。
主な治療方法は下記をご覧ください。
治療方法 | |
内服薬 | 抜け毛を抑える作用の内服薬を服用 |
外用薬 | 発毛を促す作用の外用薬を塗布する |
注入薬 | 発毛を促す成分を頭皮に直接注入(3~4週間に1回) |
植毛 | 自分の健康な髪の毛を採取し、患部に移植する |
AGAは早めに専門医に相談し、治療を行うことをオススメします。
2.しっかりシャンプーする
まずは、自分の肌質に合ったシャンプーを選びましょう。
- 脂性肌の場合:洗浄力の強いシャンプー
- 乾燥肌の場合:保湿力の高いシャンプー
手順は下記を参考にしてみてください。
①ブラッシング
ブラッシングは、頭皮の汚れを浮かしたり、絡まった髪の毛を事前にほぐす目的で行います。
②予洗い
意外と適当に済ませがちですが、予洗いはなるべく時間をかけた方がいいです。
しっかり予洗いすることで、シャンプーが泡立ちやすくなり、汚れが落ちやすくなります。
③シャンプー
シャンプーを出してそのままつけず、1度手で泡立ててください。
髪につけたら、空気を含ませるようにすると、泡が立ちやすいです。
爪でひっかいてしまうと、頭皮に傷がついてしまうので、指の腹でしっかり洗いましょう。
④すすぎ
すすぎはもっとも重要な作業です。
すすぎ残しは抜け毛や頭皮トラブルの原因になります。
予洗いの3〜4倍の時間をかけて行いましょう。
手ですくうようにしてお湯を溜めながらすすぐと、毛穴にシャンプー剤が残りにくくなります。
⑤コンディショナー・トリートメント
シャンプーで終わらせず、コンディショナーやトリートメントを行うのがオススメです。
シャンプーだけで終わらせてしまうと、髪がダメージを受けてしまいます。
頭皮につけないように、髪の毛にだけつけるといった意識を持つとよいでしょう。
⑥すすぎ
頭皮を中心に、先ほどと同じ手順でしっかり行ってください。
3.食生活と生活習慣を見直す
髪に必要な栄養素が欠けてしまうと、髪の毛がうまく成長できません。
バランスのいい食事を摂ることも、対策として有効です。
髪の毛にいい栄養素は、タンパク質・ミネラル・ビタミンB群・大豆イソフラボンとなります。
下記の表を参考に、バランスのいい食事を心がけてみてください。
栄養素 | 食材 |
タンパク質 | 肉類・魚類・納豆・牛乳など |
ミネラル | 海藻類・乳製品・ナッツ類・レバー・麦茶など |
ビタミンB群 | 肉類・レバー・卵・魚類など |
大豆イソフラボン | 豆腐・豆乳・納豆など |
また、生活習慣の改善方法は十分な睡眠と飲酒・喫煙を少し控えることです。
髪の毛の成長ホルモンを促す成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるので、睡眠時間はしっかり確保しましょう。
4.スカルプマッサージで頭皮の血行を促す
スカルプマッサージとは、頭皮のマッサージのことです。
頭皮の血行が促され、発毛を促進するという効果があります。
発毛だけではなく、白髪予防やおでこのシワ予防にもなるので、試して欲しい対策です。
湯船につかっている最中などに行うとよいでしょう。
5.髪の分け目・髪型を変える
毎日ポニーテールにしたり、カチューシャをつけたりすると、牽引性脱毛症を引き起こしたり、頭皮にダメージを与えます。
髪の分け目を頻繁に変える・同じ髪型をしないなどで対策をしましょう。
6.ツボを押してマッサージする
眼精疲労が溜まると、ホルモンバランスが乱れ、血行が悪くなります。
眉毛や眉間、こめかみなどを押してみることもオススメです。
ただし、目の周りの皮膚は薄いので、下まぶたは強く押さないように注意してください。
7.ストレスを解消する
ストレスは自律神経のバランスを乱してしまうので、お休みの日は趣味に打ち込んだり、好きな場所に行って気分転換しましょう。
仕事から帰宅してからも、リラックスできる時間を作ることも大切です。
8.育毛剤で進行を防ぐケアをする
市販の育毛剤で、薄くなった髪の毛を復活させることは難しいですが、薄毛の進行を遅らせることはできます。
ですが、薄毛が進行しているようなら専門の医療機関を受診してみてください。
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